パオパオのお散歩デビューの日がやってきました。
この日の為に首輪とリード、水筒、おトイレ用の紙等一式揃えましたが、この日はちょっと行って戻って来るくらいなので、首輪とリードだけにして出かけました。
しかし、家を出ると、行きたくないと嫌がって嫌がって大変でした。
「大丈夫だよ~、ちょっと歩こうよ。」とあやしてリードを引っ張ると座り込んでしまいました。
引っ張ると首が閉まりそうで可哀想なので、みんなで中屈みになって、「はい、よいしょっ、歩こう。」と歩くと、ちょっと気持ち前に出るような感じで、少し動きました。
ちょろっちょろっと歩いては止まり、うちから20メートルもいかないくらいで動かなくなってしまいました。
仕方がないので、抱っこして移動しました。
~早くも憔悴し、目が虚ろです~
「……💧」
公園の入り口でパオパオを下ろし、ハイ歩こう!と促しました。
リードをごく軽く引っ張ってみんなで歩くとパオパオもちょこちょこ歩くものの、すぐに止まってしまいました。
そして人間がうなだれるような格好で座り込んでしまい、完全にやる気を喪失してしまいました。
「ボク、お散歩の才能ないかも…💧💧」
仕方がないので抱っこしてベンチのあるところまで移動して、小休止。
落ち込んでいるパオパオに叔母さんは優しく励まします。
「大丈夫だよ、パオちゃん、頑張ろう。パオちゃんなら出来るよ。」
撫でて言い聞かせます。
しばらくくつろいだ後、家へ戻ります。
パオパオは超がつくほどの亀の歩みのようにのろのろ歩いて公園を出ました。
そして、公園を出た後、少し自発的に歩き出しました。
「!v(o゚∇゚o)v!」パオパオが歩き出した!
「その調子だよ、パオパオ。」
励まされて気分が乗って来たのか、ぴょんぴょんっと小走りしました。
「頑張れ頑張れパオパオ!お家はすぐそこだよ。」
家に到着。
お父さんにやや促されながら、パオパオは下を向きながらゆっくり門を通りました。
「はい、入って入って。」
パオパオの初のお散歩は、こうして終わりました。
しばらくはこんな感じのお散歩かなぁ。
頑張ったね、パオパオ君!
「僕、初のお散歩頑張れたかなぁ・・・?」
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