パオパオがやって来てから数か月たって、親戚のおばの家にもペキニーズがやって来ました。
以前の記事で書いたポピーちゃん、彼がついにパオパオと初めましてのご対面をする日が来たのです。
『#24 ポピーちゃん登場』のところで書いた、空港の貨物ターミナルでバスケットから出てきたときのポピーちゃんはこれくらいになりました。
↓空港で初めて会った時のポピーちゃん
↓これくらいになりました。
叔母さんの家に来たパオパオは、自分がかつて遊びに行っていた家に、新しいケージと水飲み場、おしっこシートが置いてあるのを見てから、珍しそうに点検し始めました。
みんなで決めた感動の初対面のシチュエーションは、ポピーちゃんを抱っこしている叔母さんをパオパオが見つけ、「!!」となっているところへ「ほら、新しいお友達だよ~。」と引き合わせるというものでした。
しかし、パオパオといったら、叔母さん自体に興味を示さず、匂いをかぎながらポピーちゃんの部屋を端から端まで歩き出してしまいました。
部屋を点検し終えると、廊下に出て奥の方へ歩き始めました。
「ポピーちゃん、ここにいるんだけど…。」
叔母さんを見上げないでふんふん匂いを嗅いで点検して歩くので、抱っこされているポピーちゃんには全く気が付かないです。
奥の部屋に入っていったのはいいけれどそのまま出てこないので、パオちゃんボケボケを指摘して、しょうがないから抱っこして連れてきて、畳に伏せているポピーちゃんの側に置きました。
パオパオも伏せながら、身を乗り出すようにしてポピーちゃんを見ています。
尻尾は上がっていて興味を示しています。
ポピーちゃんもうつむき加減に伏せています。
ちょっと怖がる感じです。
パオパオ「誰だろう、この子は?」
ポピーちゃんに近づきますが、顔が完全に先住犬の風格です。(これはちょっと意外でした!可愛いパオパオと違う面だったので)
パオパオ「ポピーちゃん、仲良くしよう♪」
そしてやったことが、ポピーちゃんの上に乗っかるようにして(やってはダメダメのマウンティング)お兄ちゃんをアピールしました。
パオパオ「はい、ボクがお兄ちゃんだよ。」
ポピーちゃんはビビッています。
しかしその後、やっぱり犬社会のしきたりでしょうか、ポピーちゃんがパオパオに、お近づきのご挨拶といった行動に出ました。
ポピーちゃんがパオパオの前足にキスをしたのです!!
ポピー「パオパオ君、よろしくです。」
パオパオ「!!!!」
こういう挨拶は、映画『ゴッドファーザー』ぐらいでしか見たことがありません!
そして両方で人間みたいにハグハグしたあと、ポピーちゃんはパオパオの前足にあごを載せて伏せました。
ポピー「パオ兄ちゃん。」
パオパオ「まじか❣❣❣」
そして、仲良くなったご挨拶かまたハグハグし始めました。
初対面のご挨拶にパオパオはご満悦です。
パオパオ「ボクにお友達ができたよ!!」
こうして、パオパオとポピーちゃんの初めましてのご挨拶は無事に終わりました。
しかし…
このままパオパオがお兄ちゃんキャラでやってくことは、一年も叶いませんでした。
六畳一間を与えられ、ベッドの他にいくつかのふわふわクッションや柔らかマットで寝そべり、沢山のおもちゃで遊び、美味しいおやつをふんだんにもらっているポピーちゃんは、いつからかパオパオと形勢が逆転してしまうことを、パオパオはまだ知る由もなかったのです。
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