#61 パオパオ君初めて部屋に来る

 

一人暮らしを始めた私の部屋に、パオパオが初めて遊びに来ました。

 

「よく来たね~。」

と、カートから出して、パオパオを撫でて歓迎しました。

 

最初は嬉しそうにしていましたが、パオパオのいつものパターンで、初めての場所だとわかると緊張して大人しくなってしまいました。

廊下を少し進んだだけで、部屋との境のところで伏せてしまいました。

お家の人の匂いがあるから大丈夫じゃないかなあぁと思ったんだけど…

人でなくて家に慣れるようなところが、パオちゃんニャンコみたいだね…(笑)

 

(ボク、いつもの如く初めての場所は、ちょっと…)

 

「パオちゃん、大丈夫だよ。自由に遊んでいいよ。」

それでも無言のまま、目だけこちらをちらっと見ます。

ちょっと警戒しています。

 

「……。」

 

なでても、声かけてもダメなので少しそのままにしてみました。

日常生活っぽくテレビをつけて音を出したり自分が動いてみたりして、自然な感じ(これ自体が不自然ですw)を醸し出してみました。

それでもそこにじーっと伏せたままでした。

 

時間が過ぎました。

 

すると、パオパオがおもむろに部屋に入ってきました。

 

それなのであやしてみました。

ちょっと嬉しそうな表情になりました。

「!(^^)!これはいけるかも!」

犬の写真撮影の時のスタッフ張りにパオパオのテンションを盛り上げていると、パオパオのテンションが少しアップしました。

 

「パオパオのテンションは〇〇ポイント上がった!♪♪♪~」

といったところでしょうか。

 

「ニコッ⇗⇗⇗」

 

ちょっと笑顔が出た(*^^*

慣れてきたのかな?

 

その後は、実家と同じようなくつろぎ方になりました。

 

「ここ、パオパオの第二の遊び場にしたらどう?」

 

「それ、いいね!」

 

と言ってくれるかのような表情で、遊んで行ってくれました。

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