置時計を持って1階に下りて部屋に入るとパオパオがこちらを向いていて、「ギャ--ンギャワーン!」と絶叫しながら何かを訴えてきた。
心細くて怖くて家の人か兄弟を呼んでいるのかなぁと思うと、何とも言えない気持ちになった。
しばらくどうしていいか分からなかったけど、置き時計もカチカチ音がしているし、何とか大丈夫そうだったので、(ごめんね~、パオパオ。朝になったら来るからね・・・。)と思いながら置時計をケージの端っこに置いて2階へ戻った。
それからも絶叫の夜泣きは続いていたけど、やがて少しづつトーンダウンして朝方静かになった。
朝になって、寝不足のままパオパオどうしたかなぁ??と見に行ったら、パオパオはケージの隅っこでまるくなってこっちを見ていた。
「パオパオおはよう~。」と近寄るとパオパオも近寄ってきた。
柵のギリギリまで来て座ったので、頭から背中にかけてよく撫でてあげた。
近所の柴犬の飼い主さんに夜泣きについて話したら、「うちはそんなに泣かなかったよ。情の深い犬なんだね。」と言っていた。
ブリーダーさんの手紙には「性格は陽気で甘えん坊です。」と書いてあったので、情が深くて陽気で甘えん坊ってパオパオってどんな子なんだろう?と人間の幼稚園児でそんな感じの子を勝手に想像してみた。
その日の夜泣きは、昨日の絶叫より少しセ-ブした感じの鳴き方で、多分他所のワンちゃんのスタンダードくらいかな、といった夜泣きだった。
そして、その次の夜からはほとんど夜泣きをしなくなった。
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