この日は、パオパオが人生でいちばん叱られた日でした。
この写真は、気持ち良さそうに寝ているパオパオの写真ではありません。
叱られた後の寝姿です。
何故こういうことのなったかというと、最近のパオパオはじゃれてノリに乗ってくるとガブっと噛み付いてくるのです。
元気いっぱいな証拠ですが、噛まれるとほんの少量ですが流血します。
吸血鬼に噛まれた痕みたいに点の歯型が付きます。
これが痛いんです。
この日もスキンシップでカプカプじゃれていたところ、突然ぴょんっと跳びかかって来てガブっと噛まれました。
幼犬のころ、カンフーマスターで鍛え過ぎたのが災いしたか、とても俊敏な一撃した。
痛~~い!!!
それなので、こういう時は「ワンコを押さえつけて低い声で叱るのがよい」というマニュアル通りに、心を鬼にしてパオパオを押さえつけ、「こ~~ら~~」と叱りました。
パオパオも小型犬ながらキレちゃっているような感じで、跳ね返す力がすごいです。
こんなパオパオを見たのは初めてです(@□@;)
今までにないくらいの低い声で「ウ~~~~~~~~」と唸っていましたが、しばらくして大人しくなりました。
ちょっと間をおいて、もういいかな、と思って手を緩めました。
すると、その瞬間スルッとすり抜けてまた飛びかかって来ました。
どちらかというと悪ふざけなんですが、また噛み付く勢いで危なかったのでガツンと叱りました。
そうしたら、ものすごく大人しくなってしまいました。
何かしゅんとしているのでちょっと可哀想になって優しくフォローしたけど、ダメでした。
それなので、パオパオの視界から外れた所に移動し横になるフリをして、しばらくそっとしておきました。
ここもマニュアル頼りですが、すぐに撫でたりおやつをあげたりすると、「怒られても怖くないゼ♪」、と飼い主さんを軽視して、ワンコの方が偉くなってしまうそうです。
小型犬だからといって甘く見てはいけないそうです。
部屋を出る等してしばらく姿を見せなくしてから、様子を見計らって戻って来て、普段と同じように接してあげるといいんですって。
愛情を忘れずに叱る躾けっていうのは分かるけど、飼い主も辛い…(;_;
時間が経って…
どうしたかな~と思ってちらっとパオパオを見てみると…
!?
なんと!
座布団一枚しかなかったところに、その辺に置いてあったふわふわクッションを自分でくわえて持って来て、座布団の上に乗せて、その上に寝ていた!!のです。
↓今一度、その時の写真をご覧ください。
驚きました!!
なぜって、パオパオは、叱られた後、私が横になっているのを見てなのかは分からないけれど…とにかく長丁場になると思ったのか、自分も座布団の上で寝るのに快適なクッションを持って来て敷こうという発想がすごい!!からです。
こんな時に、創意工夫をするワンコっているんだ!!
本当に、驚きました。
その後、しばらく経つと…
パオパオは自然に近寄って来て、最後はいつものパオパオに戻りました。
この後、パオパオがこういう風になることはありませんでした。
「ボク、噛み付き犬じゃないよ」
知ってるよ。
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